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時宗の踊念仏を守りつつ現代アートコラボも織りなすお坊さん、岩田尚登さんにご取材 

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記事更新:2025年1月26日(日)

 本記事は、兵庫県の満福寺と、滋賀県の高宮寺のご住職をされている岩田尚登さんにご取材した内容です。

 ところで、時宗という宗派、皆さんも踊念仏のイメージが強いのではないでしょうか。岩田さんは踊り念仏衆の会を立ち上げられ、踊念仏の文化を守っておられます。

 そして、直近では、現代アート作家のやなぎみわさんとコラボしてYUYAKUというプロジェクトも立ち上げておられます!

お寺の説明

お坊さんの活動

出演動画

 岩田さんは、神戸市の満福寺と、彦根市の高宮寺でそれぞれ住職をなさっています。

神戸市 満福寺

 こちらは、時宗の第二祖であります他阿真教上人により開基のお寺です。1308年開基、700年以上もの歴史がございます。

 時宗といえばの踊り念仏の体験をなさっています!神戸は時宗の開祖、一遍上人の御廟所(=お墓)がある場所でもありますので、時宗にゆかりのある地域にあるお寺さんになります。

一遍上人
一遍上人

 創建当時のご本尊さまは菅原道真の自作と言われる十一面観音さまであった。現在は阿弥陀如来像がご本尊となっている。戦時中空襲の被害にあい、現在の本堂は1966年に復興されたものである。福原西国観音霊場第二十五番札所。

アクセス

〒652-0892
兵庫県神戸市兵庫区東柳原町1-13

  • 電車でお越しの場合JR神戸線/和田岬線「兵庫」駅より徒歩約7分
    神戸市営地下鉄海岸線「中央市場前」駅より徒歩約8分
  • バスでお越しの場合神戸市営バス85系統「兵庫大仏前」停留所よりすぐ
  • お車でお越しの場合大阪方面より国道2号線を南西に進み、「浜崎通」交差点を左折すぐ

彦根市 高宮寺

 時宗と近江(今の滋賀県)の地はご縁が深く、一遍上人が滞在中に様々な神様と関わりをもったいわれのある土地です。

 そして、その近江の彦根にあるのが高宮寺です。

 お寺の縁起は古くから始まり、なんと行基さんがインドから来た婆羅門僧正と建立したお寺だそうです。

 数多くの時宗に関わりのある美術品を有しており、彦根城博物館との協力のもと寺宝をまとめた冊子も出されています。

アクセス

〒522-0201 滋賀県彦根市高宮町2335

 「時宗の踊り念仏や、一遍さんのことを知ってほしい!本質は変えずに、形は伝わりやすいものを目指したい。」一遍さんが当時、民衆の参加しやすい”踊り”という形で念仏を広めたように、岩田さんもお寺の場を活かして、今の時流にあった形で教えを伝える活動をなさっています。

踊り念仏を広める|踊り念仏衆の会

 時宗のお坊さん方やボランティアスタッフの方々が集い、時宗の踊り念仏を広める活動を展開されています。

お寺の場を活かす|まんぷく茶屋

 満福寺を拠点に、地域の居場所を作ることを目的に集まったボランティアチーム「まんぷく茶屋」が定期的に開くカフェです!内容は切り絵紙芝居法話・談話コーナー・写経コーナーなどなどコンテンツ盛りだくさん!

プロフィール

時宗 岩田尚登

1972年生まれ。神戸市満福寺住職、彦根市高宮寺兼務住職。 主な活動としてお寺カフェ「まんぷく茶屋」開催、今年1月には仲間と共に「踊り念仏衆の会」を立ち上げ、時宗宗祖一遍上人直伝踊り念仏の普及を通じ、心の安寧と地域のご縁作りに取り組んでいる。

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