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七福神とは(名前・由来・ご利益など)をご紹介

七福神記事

記事作成:2025年2月16日(日)

 この記事では、七福神(しちふくじん)とは、について詳しく解説をしております!お寺神社に詳しくない方でも、なるべく気楽に読んでいただけるよう心がけています!

えいしょう

全国各地にある七福神巡りですが、そもそも七福神さんはどんな神様なのかを解説していきます!

動画で見られる方はこちら!

目次

  1. 福神(ふくじん)さんとは
  2. 大黒天(だいこくてん)さん
  3. 毘沙門天(びしゃもんてん)さん
  4. 福禄寿(ふくろくじゅ)さん
  5. 寿老人(じゅろうじん)さん
  6. 布袋(ほてい)さん
  7. 弁財天(べんざいてん)さん
  8. 恵比寿(えびす)さん
  9. 七福神の豆知識

福神さんとは

 最初に、福神さんについてお話しします!

 「福神」さんは、中世に入ってから登場したという説があります。

基本:神様は一族にとっての神様で、五穀豊穣や大漁をお祈りするもの

→貨幣経済が進行「お金持ちになりたい!」

福神:経済的に裕福にしてくれる神様

 といった形で福神さんは人々に幸福や富をもたらす神様です。

 福神さんの代表例が七福神さんですが、室町時代の後期には成立していたと言われています。

えいしょう

お経に由来があるとも言われています!仁王経というお経で、その中で「七難即滅 七福即生」と書いてあります!これは、「7つの災いがさり、7つの福が生まれる」というものです。

 では、続いてから、一柱ずつご紹介していきます。

 ちなみに、先に元々の国を書きますとこのようになります!

・インドから

 大黒天/毘沙門天/弁財天

・中国から

 福禄寿/寿老人/布袋

・日本ゆかり

 恵比寿

ちなみに、金運UPの神社はこちら!

 

大黒天(だいこくてん)

 まずは、大黒天さんです。インドゆかりです。

 シヴァ神という神様が、インドのヒンドゥー教にはおられます!

【問題】シヴァ神について正しいものを全てお選びください

1)ヒンドゥー教の最高神に位置します(シヴァ派の場合)

2)破壊の神様です。

3)再生の神様です。

 破壊して、再生もするなんて、、すごい神様ですよね。このシヴァ神の化身とされるマハーカーラという神様が仏教(密教)にとり入れられて、大黒天となられました。

 マハーカーラとは、マハー=偉大な(大)、カーラ=暗黒(黒)ということで、暗黒の神となります。なかなかにインパクトありますよね。まさかこの神様がいまの日本の大黒天だとは・・。(Wikipedia引用)

 マハーカーラは破壊と財運の神とされていました。最初、密教とともに日本に入ってきたそうですが、日本には、有名な大国さん(大国主命)がいらっしゃいますよね。

 大国主命(おおくにぬしのみこと)は出雲大社の主祭神で、国づくりをした神様になります!とてもたくさんのエピソードを持っている神話のエースの一柱(ひとはしら)です。

出雲大社

Wikipedia引用

 大黒、大国、どちらも”だいこく”と読めますので習合(合体)をしまして、今の大黒天になったそうです。同じ読み方とはいえ、、なかなか大胆な習合ですよね。

 ちなみに、もう一つの習合の説もあります!「袋をどちらも抱えていたから」というものです。『南海寄帰内法伝』というお坊さんの7世紀のインド旅行記では、財布となる大きな巾着を担いだ姿でキッチンにいたそうです。

 メインのご利益は五穀豊穣です!(『キャラ絵で学ぶ神道図鑑』参照)

毘沙門天(びしゃもんてん)

 次は、毘沙門天さんです。こちらもインドゆかりです。

 仏教の中では四天王のお一人です。四天王・・かっこいいですよね!よくお寺の本堂真ん中の高いところの四つ角の一角に、「多聞天(たもんてん)」としてお像だけでなく、お札などのお姿でもいらっしゃいます!

 ちなみに、日本では単独の像として祀られる時は毘沙門天像、四天王としては多聞天像と呼ばれることが多いです。

 では、元になった神様ですが、インドの財神クーベラです。Wikipedia引用

 財宝の神様で、戦闘のイメージはなかったとのことで、、意外ですよね。

毘沙門天で有名な鞍馬寺の取材動画はこちら! 

 メインのご利益は財運・勝負運です!(『キャラ絵で学ぶ神道図鑑』参照)

福禄寿(ふくろくじゅ)

 続いては、福禄寿さんです。こちらは中国ゆかりです。

 素晴らしい3つの徳を授けてくださります!

 ずばり、福(幸福:子宝のこと)・禄(封禄:財産のこと)・寿(長寿)です!

 ですので、ご利益も、子宝・財運・長寿です。

 なんと、南極星の化身といわれています。

もっと詳しくはこちらの赤山禅院取材動画にて

赤山禅院サムネ

寿老人(じゅろうじん)

 次は、寿老人さんです。福禄寿さんと同一人物という説もあります!中国由来です。

 ですので、同じく南極星の化身といわれています。

 え、でも絵では違いますよね!?と思うのですが。。同じとする場合には、違う神様が七福神に入っていることがあります。(吉祥天さんまたは猩々さんが多い)

 ところで、瓢箪(ひょうたん)をたずさえて、鹿が横にいるというイメージがあるかと思いますが、瓢箪には不死の薬が、鹿は長寿と自然との調和のシンボルのような存在とのことです。

 そして、手には桃!これは魔除けとしても有名ですが、不老長寿の桃だそうですよ!

 最後に、ご利益はもちろん!不老長寿

 

布袋(ほてい)

 次は、布袋さんです。布袋さんも中国由来です。

 実は、この人は実際にいた禅宗のお坊さんです。(釈契此しゃくかいし)

 「弥勒菩薩様の化身なのでは・・?」

 と噂されるような素晴らしいお方だったそうですよ!実際にお目にかかりたかったものです。

 ちなみに、お名前の由来は、大きな袋を背負っている姿が特徴的だったからとのことです。

 ご利益は、福徳円満!なんと、人の運勢を言い当てる占い師のような方でもあったようですよ。

弁財天(べんざいてん)

 続いては、弁財天さんです!こちらはインド由来の神様です。

 古代インドでは、美と豊穣を司る、水の女神サラスヴァティーさんです!

 ちなみに、表記ですが、弁才天さんが正しいのですが、七福神の場合に限り、弁財天とかくと、『イラスト図解でよくわかる!日本の神社・お寺入門』に載ってました。そうだったのね!よく神社お寺いって表記ブレはなんなのか、、と思っていました。

 琵琶を持った姿で描かれることが多いことから、芸能・音楽の神様ともされます。

 ところが、少し変わった武神のような弁財天さんもいらっしゃりまして、目黒七福神蟠龍寺の弁財天さん(八臂の天女像)はその例です。

 ご利益は一般的には財運・諸芸上達です!

恵比寿(えびす)

 最後は、恵比寿さんです!謎の多き神様ですが、日本由来です。七福神で唯一の日本由来の神様!

 日本由来ですが、謎が多いのです・・

 まず、表記が場所によって大きく変わりまして、「夷」「戎」「蛭児」「水蛭子」など・・怖い表記だなと感じるものもございます。

 ただ、兵庫県の西宮神社が総本社とされていましてこちらはどこも同じのようです。ご取材してきた動画は完成次第こちらにもリンクを載せます!福笹(ふくささ)が有名ですよね。

 そして、諸説がある中に共通点は、漁師にかかわる神様で、大漁の祈願などをされていたことだそうです。たしかに、必ず鯛いますよね!西宮神社さん曰く、えびすさんのいらっしゃった地域の名産品が、鯛だとのことで、それは間違いないと思いました。

 ご利益は、海運守護・商売繁盛です!

七福神の豆知識

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 ちなみに、宝船に乗った七福神の絵を枕元において寝るとよい初夢が見られるってうわさがあります。

 そして、海からなぜくるのかな?というのは、海の彼方から幸福はやってくるという考えからだそうですよ。

 

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