今回は東京十社でもあられます、日枝神社さんにご取材をした内容をまとめさせていただきます!神社の見所を神主さんに丸ごとご紹介いただきました!
この記事の目次
・歴史
・ご祭神
・宝物殿
・お祭り
・山王鳥居
・仁王門
・授与品
・アクセス
歴史
鎌倉時代に江戸氏(平氏の一族)が山王宮を祀ったのが最初。さらに1478年、太田道灌が江戸城内に自身の出身の川越から山王社を勧請して今に至る日枝神社の礎を作られました。天正十八年には徳川家康公が江戸城を居城とするにあたり、「徳川家の守り神」「江戸の産神」として敬われていました。
その後、江戸城の拡張に伴い麹町隼町に遷り、そして万治二年に現在の永田町の地に遷りました。さらに、江戸城が皇居となったことで、日枝神社は皇居の守り神「皇城の鎮」として崇められ、今日では広く東京都内をはじめ、全国津々浦々から参拝者が訪れています。
ご祭神
ご祭神は、大山咋神(おおやまくいのかみ)様になります!咋(くい)は主という意味になります!山の神様です。
滋賀県の日吉大社様の神様と同じになります!最澄さんが中国で修行中に出逢われた神様で、比叡山の守り神として山王様と呼ぶようになられました!そして、神仏習合の中で、山王権現(ごんげん)と呼ばれるようになりました。
エスカレーター
エスカレーターのある神社さんは珍しいです!江ノ島神社さんと日吉大社さんくらい。
2本の大木
イチョウと桜で、お正月には銀杏(ぎんなん)を授与品にされます!桜は3月中下旬に咲かれます!
宝物殿
動画では中の物の映像もがっつりとらせていただいておりますので、このあたりはぜひ動画にてご確認くださいませ!
・能面:お正月の若宮祭ではお能の奉納があられます!
・神像:お稲荷様の神像があられます!
・刀:葵の紋(徳川家の紋)がある刀があり、これは徳川家から家紋を使うことを許された刀鍛冶の刀であることを意味します!日本刀は、「将軍になりました」という神様への報告で納められたそうです。
・山車人形:山王祭で練り歩かれます!
・獅子頭:なんと将軍の書いたメモ書きが貼られています!そして、この頭が通る時には土下座をしたことから、土下座の獅子とも呼ばれていました。
・朱印状:徳川家康公と家光公の朱印状があられます!3代目から600石と一気にインパクトある数字になるのがわかります!
お祭り
山王祭は東京の三大祭の1つです!疫病退散をお祈りされるもので一説では、徳川さんが京都の祇園祭を参考になさったとも言われております。昭和のお祭りの様子の絵が宝物殿にあられますが、アドバルーンなどもあられました。宝物殿には江戸時代の祭の様子の絵もあり、富士山のある絵になります!このあたりはぜひ動画にてご確認くださいませ!
山王鳥居
形の理由に3つの説があります!
説1:ご祭神が山の神様なので山の形
説2:神仏習合の神社様なので、合掌を表す
説3:横に開くと山、縦に開くと王に見えるため
仁王門
神仏習合の名残で、昔は正門のあたりに仁王門があられました!
まさる(神猿)
日吉大社さんのある比叡山はお猿さんが多かったので、お猿さんを神様の使いとされた。このまさるは非常にごろがよく、魔が去る=厄除け、勝る=勝利、猿は音読みでえん=縁(良縁)、さらには、猿は子宝に恵まれやすい=安産とご利益づくめになります!随神門のまさる像は昭和のものになられる。
授与品
まさる守が大人気とのことです!お子さんから大人まで持っていただけます。また、まさるさんの御朱印帳や、昔の朱印を復刻されたものもあられます。
燈篭(とうろう)
徳川家綱さん奉納のものが戦火や災害からも難を逃れ今に残っており、拝殿の目の前にあられます!
双葉葵の紋について
双葉葵の御神紋は、もちろんご祭神との関わりがあられます!ご祭神の奥様が玉依姫命(たまよりひめのみこと)で、その息子は賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)で、下鴨神社の神様と上賀茂神社の神様とご縁があられまして、同じように双葉葵ですが、日枝神社の双葉葵にはつぼみがあられます!
末社のご紹介
日枝神社さんの境内内にはたくさんの末社があられます!
山王稲荷神社:元々は、松平忠房公の邸宅内に祀られていたお社でした。東京大空襲では山王稲荷神社の御社殿だけ残り、日枝神社のご神体もしばらくこちらにお祀りされていたそうです。そこから、火ぶせの神様の信仰もあられます。鳥居は見事ですよ!
猿田彦神社:この地の元々の神様です。
八坂神社:明治19年に日枝神社内に祀られました。
ちなみに末社さんの横には茶畑があられて、狭山のお茶の畑になられます!
運気上昇の狛犬
黒い鳥居の、近くに運気上昇の狛犬がいらっしゃいます!ご参拝時はぜひあやかりにいってください!
動画のご紹介
アクセス
個人的には、溜池山王駅(出口7)からが便利です!
最寄り駅
- 地下鉄(千代田線)赤坂駅(出口2)徒歩3分
- 地下鉄(南北線・銀座線)溜池山王駅(出口7)徒歩3分
- 地下鉄(千代田線)国会議事堂前駅(出口5)徒歩5分
- 地下鉄(銀座線・丸の内線)赤坂見附駅(出口11)徒歩8分
JR東京駅からのアクセス
- 地下鉄に乗り換え丸の内線東京駅より新宿・荻窪・中野方面電車利用。
- 赤坂見附駅にて下車(乗車時間約9分)
- 外堀通りを六本木方面へ徒歩約5分
羽田空港からのアクセス
東京モノレール利用の場合
- 羽田空港第一ビル駅より乗車。浜松町駅下車(乗車時間約23分)JRに乗り換え浜松町駅より山手線内回り(品川・渋谷方面)電車利用。新橋駅下車(乗車時間約2分)
- 地下鉄銀座線新橋駅より渋谷方面電車利用。溜池山王駅下車(乗車時間約4分)
- 7番出口より外堀通りを赤坂方面へ徒歩約5分
京浜急行利用の場合
- 京急空港線羽田空港駅より乗車。天空橋駅下車(乗車時間約3分)。東京モノレールに乗り換え、浜松町駅下車。URに乗り換え、山手線内回り(東京・上野方面)電車利用。新橋駅下車(乗車時間約2分)
- 地下鉄銀座線新橋駅より渋谷方面電車利用。溜池山王駅下車(乗車時間約4分)
- 7番出口より外堀通りを赤坂方面へ徒歩約5分
タクシー利用の場合
- 首都高速道路を利用(空港中央インタ―~霞ヶ関インター)。
- 湾岸線・台場線(レインボーブリッジ)・都心環状線経由(約15~25分 但し道路状況により更に所要時間がかかる場合もございます)。
- 霞ヶ関インターで一般道へ降り、約5分。
お車でお越しの場合
首都高速霞ヶ関インターより5分(駐車場完備)
ドコモの社員として横の山王ビルに勤めていた経緯もあり、とても細かく取材いたしました!みどころは丸ごと納めていると思いますのでぜひお楽しみください!