歴史的な問答、大原問答の地
魚山大原寺勝林院は長和2年(1013)に寂源によって声明による念仏修行の道場として創建されました。約90年のちに来迎院が創建されると、二つの本堂を中心として僧坊が建立され、多くの僧侶が声明の研究研鑽をする拠点となりました。こうして勝林院と来迎院を中心とした大原東部の寺院群は、魚山大原寺と総称されるようになります。
勝林院は火災や水害のたびに再建されてきました。現在のお堂は安永7年(1778)に再建されたもの。幅七間・奥行六間の総欅造りで屋根は木の板を重ねて葺いた杮葺です。欄間や蛙股などに彫り込まれた立体的な彫刻は当時の木彫技術の素晴らしさを今に伝えています。
(公式HP参照)
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