作成日:2025年3月17日
目次
1宗像大社とは
最初に宗像大社の概要についてお話しします。宗像大社は福岡県宗像市にある日本最古の神社の一つだそうです!日本神話に登場する天照大神の子供である宗像三女神が沖津宮、中津宮、辺津宮にそれぞれ祀られており、航海や豊漁など海に関するご利益があります!
宗像大社には神宝館という沖ノ島からの出土品を見ることができる建物があります!
有名なお祭りとして「みあれ祭」というものが10月に開催されています。国家の平穏、五穀豊穣、海上の安全、豊漁に感謝して行われる、竹に大漁旗を掲げた数百隻の漁船が1時間かけて海上パレードを行う圧巻のお祭りとなってます!

https://matsurito.jp/matsuri/miarematsuri/index.htmlより引用
住所 〒811-3505 福岡県宗像市田島2331
アクセス 博多駅JR鹿児島本線の快速30分 東郷駅よりタクシー10分、西鉄バス12分
小倉駅JR鹿児島本線の快速40分 赤間駅よりタクシー12分、西鉄バス12分
公式HP https://munakata-taisha.or.jp/
2世界遺産について
次に実は世界遺産に登録されているってご存じでしたか?登録された2017年、福岡では大々的に報道されました!
世界遺産に登録された理由は「宗像三女神への固有の信仰や祭祀が1000年以上現代まで続いていることが評価されたから」です。
そして、登録されたのは、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群ということで宗像大社だけでなく沖ノ島や大島にある中津宮、新原・奴山古墳群も世界遺産なんです!
ちなみに、資料館が近くにあります!
海の道むなかた館
住所 〒811-3504 福岡県宗像市深田588番地
アクセス JR東郷駅 バス 20分 宗像大社前で下車、徒歩約5分
公式HP https://www.city.munakata.lg.jp/searoad/
新原・奴山古墳群
初めて聞いた!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。この古墳には、沖ノ島の祭祀を担った古代豪族の宗像氏が眠っているようです。5世紀から6世紀にかけて築いた古墳群からは朝鮮半島でつくられたと見られる鍛冶道具や槍などの武器が出土しています。朝鮮半島との交流があったことがよくわかりますね!春には菜の花、秋にはコスモスが一面に咲き誇ります!展望台からは天気が良ければ大島や沖ノ島、朝鮮半島まで見ることができるそうです!!
住所 〒811-3521 福岡県福津市奴山1382
アクセス JR福間駅から車で15分
3禁足地「沖ノ島」
続いて、世界遺産でありながら一般人の立ち入りが禁じられている沖ノ島について紹介します。現在、約10日ごとに宗像大社の神職が交代で常駐し、毎朝社殿で神事を行なっているそうです。立ち入りは禁止されていますが、本土から肉眼で見ることができます!詳しくは宗像大社の公式HPへ!!
「現在」と強調しましたが、2017年までは1958年より年に一度、日露戦争の戦没者を慰霊する5月27日の「現地大祭」の際に、抽選で選ばれた約200人が入島を許されていたんです
沖ノ島は立ち入りが禁止されていることに加えて4つほどの禁忌があります!
① 不言様
沖ノ島で起きたことや見たものは一切口外してはならない
② 一木一草一石たりとも持ち出してはいけない
沖ノ島のものは持ち出してはいけない
③ 上陸前の禊
上陸する前は着ているものをすべて脱いで海に浸かっ心身を清めなければならない
④ 女性の立ち入り禁止
なぜ女性が入ってはいけないかというのには2つの説があります。
1:神道では血液は穢れとされているので、月経がある女性は立ち入ってはいけない
2:航海は危険なので子孫を守るために立ち入りを禁止されている
2017年に一般人の立ち入りが禁止されるよりも前から女性は立ち入りが禁止されていました
4宗像三女神ってどんな神様?
それでは、宗像三女神についてです。天照大神と素戔嗚尊の誓約によって生まれた海の守り神と言われているのが宗像三女神だといわれています。誓約をするきっかけは以下の通りです。
ある時、乱暴な性格をしていた素戔嗚尊が天界にやってきました。天照大神は、彼が敵意を持ってやってきたと考えました。そこでその真意を確かめるために誓約が行われました、とされています。
誓約は、自分の大切なものを交換することだそうで、交換することで新しい神が誕生したんです!素戔嗚尊は、天照大神に剣を贈り、天照大神はその剣を3つに折って洗ってかみ砕き、息を吹きかけました。これによって生まれたのが、宗像三女神だそうです。そしてその後は、玄界灘へ降り立ち、海の守護神となったようです。
ちなみに天照大神が素盞鳴尊に贈ったものは勾玉で、それをかみ砕いて息をふきかけると、こちらは5柱が誕生されました!
それでは、三女神をそれぞれご紹介します。
田心姫神
最初に、長女の田心姫神です!島と島を結ぶ神様であり、沖ノ島の沖津宮に祀られています。
湍津姫神
次に、次女の湍津姫神についてです。本土よりフェリーで25分、旅客船で15分の大島の中津宮に祀られています。海の恵み、豊漁に関するご利益があります!
中津宮は七夕発祥の地とされています。境内の中に「天の川」と呼ばれている牽牛神社・織女神社があり8月には七夕祭が鎌倉時代から開催されています
七夕に縁のある神社仏閣として他の記事でも紹介されているので、気になった方は是非読んでみてください!
市杵島姫神
そして、三女の市杵島姫神です。宗像大社の辺津宮に祀られています。海上交通に関してのご利益があります!芸術や学問の守護神としても知られており、詩歌管弦など文化面でも信仰されています。広島市宮島にある厳島神社にも祀られています

5【おまけ】宗像おすすめスポット
道の駅 むなかた
とにかく海鮮が美味しい九州北部に位置する宗像。道の駅にはレストランがあり、新鮮な海鮮料理や地元の食事を楽しむことができます!
住所 〒811-3502 福岡県宗像市江口1172番地
アクセス 九州自動車道古賀IC or 若宮ICから約30分
西鉄バス 牟田尻バスより徒歩約10分
公式HP https://www.michinoekimunakata.co.jp/
風車展望台
ジブリのような雄大な自然が広がる大島にある観光スポットです!春には菜の花、秋にはコスモスな一面に咲きます。他にも大島では海水浴や釣り、シーカヤックなどもできます!
住所 〒811-3701 福岡県宗像市大島2797
アクセス 神湊港乗船ターミナルからフェリーで約25分
大島港ターミナルから徒歩10分
公式HP https://www.crossroadfukuoka.jp/spot/10211
まとめ
いかがでしたか?今回は「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群について紹介しました!全国各地で聞く宗像三女神について知ることができましたね!
宗像や大島の観光地もご紹介しました!海鮮が美味しい宗像に是非一度足を運んでみてください!
「神宿る島」と聞いてどんな場所を思い浮かべますか?
とても神聖な場所そうですよね!
そう言われているのは数年前に世界遺産に登録され、
九州最強のパワースポットともいわれる宗像大社の沖ノ島!
そこ祀られている宗像三女神は他の場所でも聞きますが、
いったんどんな神様なのでしょうか…?