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【2025年】狂言とは(歴史・笑い・人物・創作)| 河田全休先生

はじめての狂言

記事更新:2025年1月27日(日)

狂言(きょうげん)とは

 本記事では、異色の狂言師河田全休先生に「狂言とは」をインタビューした内容を書いております!

 まずは、狂言の歴史から、笑い、キャラクター、創作の余地について伺います!

 ちなみに、本記事の内容につきましてはこちらの動画で解説をいただいております!よろしければご笑覧くださいませ。

狂言の歴史

狂言の笑い

狂言の登場人物

狂言の創作

では、狂言の歴史から。

 まずは起源ですが、約650年前になるそうです。伝統芸能であり、日本の古い喜劇です。

 日常生活の失敗や面白い出来事をみなさんに笑って楽しんでいただくものです。

 ぜひ、動画を一度ご覧くださいませ!狂言の笑いはこうというのを、動画の中でも実践いただいています。

 普段話している声の調子よりも、高いところで段階をつけながら笑われます。とても縁起が良く、聞いているこちらも明るい気持ちになります。

 ところで、狂言のキャラクターとして有名なキャラクターがいらっしゃることはご存知でしょうか。

 太郎冠者(たろうかじゃ)といいまして、これは特定の人物というよりは、召し使い1号のような意味合いということでございました。

 ただ、召し使いということはありながらも、とても優雅な服装を着ていてバエな感じでございます。

 そもそも、河田さんがなぜ創作狂言を始めたのか。

 河田さんは大学の頃から狂言に触れられていますが、その中でハッと思い付かれました。

河田全休さんのサラリーマン狂言

 狂言自体は、昔の身分制度のもとではありますが、現代のサラリーマンの上司と部下の関係など、当てはめることができることに気づかれたのです。

サラリーマン狂言

サラリーマンの「ああ、無常」な気持ちを狂言に昇華されています!現代版狂言の1つの集大成です!!

河田全休(かわたぜんきゅう)先生

■狂言師 河田 全休(かわた ぜんきゅう)

プロフィール

1980年3月31日生。兵庫県明石市出身。 1999年、京都大学入学を機に京都学生狂言研究会で狂言を学ぶ。 以来20年以上にわたって伝統的な狂言の習得に努める一方、体験授業やワークショップなど普及活動にも積極的に取り組んでいる。 2015年、「サラリーマン狂言」の創作を開始。今現在生きる人たちを主人公とし、これまでに『現代狂言集Ⅰ~Ⅹ』『婚活狂言』『SDGs狂言』等の狂言を制作・上演し、狂言の笑いを現代に広げる活動にも力を入れている。