記事更新:2025年1月27日(日)
日本文化の良さについて
こちらの記事では、
「日本文化ってなぜ大切なの?」
「本当に必要なの?」
という声に応える形で、
私なりに思ったことをつらつらと書かせていただきます。
目次
・まとめ
筆者の自己紹介
どうも、僧侶えいしょうです。私は株式会社神社仏閣オンラインという会社運営をしてます。こんな風に生きてきた者です。
・洛南中学/高校 卒業
・京都大学法学部 卒業
・在学中の2015年より浄土宗大光寺 副住職 就任
・(元)フリースタイルな僧侶たち
・経済産業省:始動NextInovator6期生
・神社検定2級
・NTTコミュニケーションズ(出向)在籍
神社仏閣オンラインとは?
神社仏閣オンラインは、日本文化の持続可能な未来の実現を目指します。YouTubeやイベントでの、日本文化の担い手のご紹介に始まり、2020年6月会社にいたしました。
日本文化を学ぶことで得られることは、多種多様にございます。その中でも、活動を通じてもっとも大切と思うようになったのが、「心のゆとり」です。
日々の生活の中で受けるストレスや、抱える悩みに対して、どう受け止めていくのか。この受け止め方に関わってくるのが、これまでの経験であり、そこから醸成された価値観だと思っております。この価値観の醸成に、日本文化の知識や神社仏閣での体験が大きく貢献するのではないかと弊社では考えております。
とてもおおまかな図にはなってしまいますが、「日本文化の知恵により、ストレスを受けても意欲を取り戻すことのできる強い心を養っていきたい。」私たちはそのように考えております。
心と日本文化の繋がり
お祓いは、参拝した方の心身についた罪穢れを祓う行事です。神話の中では、死者の国から戻ってこられた神様が、全身に水を浴びて穢れを落としたという話がございます。けがれは、気の枯れといわれることがあります。気が枯れてしまった心をお祓いによって癒し、英気を取り戻します。お祓いにも、手を水で洗う行為だけでなく、塩湯を使うもの、人形でなでるものなど、様々な種類がございます。
ゆるさもいいところ
文化っていうと、お堅いイメージがありますよね。
もちろん、私もそう思っていました。お寺の世界はさも堅いのだろうと・・。
でも、実際はいると、そうでもないところも多いです。それはやはり、歴史を辿ってもそうであるように、新しいものを咀嚼し、変化してきたものだからではないかと考えています。
たとえば、神社とお寺が神仏習合というのは代表的なお話しかと思いますが、他にも、文化の1つ1つが時代とともにどんどん変化をしています。
おそらく、その時々で伝統派は、「違う、そんな意味合いではない!」となり、革新派は、「いや、こっちの方がより良いはずだ!」という、論争があったに違いありません。
平安くらいと言われている節分に恵方巻きが江戸後期以降に合体し(諸説あり)、コンビニが広めたという説は、まさに変化のうちの1つでしょう。
そして、この柔軟さが日本人の人間性を良くも悪くも形成している1つの要素になっていると思います。
そんな風に、自分の民族の思考傾向のルーツを探れるのも、文化の面白いところではないでしょうか。
共感するとことしないところ
時代ごとに変化しているからこそ、また、そこには全体の大きな流れのようなものはあるものの、個々はそれぞれ別の人が作ったものだからこそ、共感するところしないところがあります。
日本文化!と一口に言っても、「これは合うなあ」というもの・考え方、逆に、「えー」と思うもの・考え方があります。
それは、いろんな国の人が来たからというのもあるとは思いますが、自国で発生したものだけに絞っても、大いに多様性に富んでいると感じます。
この、いろんな視点で文化が派生していったのも面白いところだなと思います。
それぞれに、合う合わないはあったと思いますが、かなりの数の文化が現代まで残っている、勉強しながら、率直に「不思議な国だし、捉えどころのありそうでないような国だな」と感じました。
まとめ
人によって感じ方が違い、いろいろな良さが文化にはあります、ぜひあなただけの良さを見つけてくださいませ。