“ 石の国 ”笠置町。 豊かな緑に包まれる笠置山は“ 巨石のテーマパーク ”とでも表現できる、想像を超える巨石が点在し、弥生時代から信仰を受けた聖地です。
そびえ立つ、高さ15mの巨石。岩肌に刻まれていた「弥勒磨崖仏(みろくまがいぶつ)」のお姿は消えていますが、いまも残る光背が往事をしのばせてくれます。
巨石を御本尊とおまつりする笠置寺は、弥生時代には、岩そのものが神となり、奈良時代に東大寺お水取りの起源といわれる「正月堂」が建立され、また、山岳信仰の修行場となりました。
平安・鎌倉時代には、末法思想の広がりにより、弥勒菩薩の霊場として、京の都からの「笠置詣で」が行われ、南都仏教界の高僧、解脱上人を迎え、最盛期となりました。
しかし、後醍醐天皇 南朝の都となり、幕府方との戦乱の地となり全山焼亡。以後復興し、現在の姿となりました。 (公式HPより)